・四気筒には使えないの?
(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
・CDI点火装置の場合でも使える?(ブラストチャージ
& ブラストフルコン)
・データのセッティングって難しい?
(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
・センサ付き(大気圧、吸気温)と無しの違いは?(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
・センサ付き(大気圧、吸気温)と無しの違いは?(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
センサ付きには、大気圧センサと吸気温度センサがあり、その値をもとに空気密度を計算して、自動的にインジェクタ噴射量に補正をかけます。
この為、夏でも冬でも、高い山に登っても調子が崩れにくい傾向があり、扱い方が楽になります。
ただ空気密度で補正をかけて混合比を自動補正しても、エンジン自身の充填効率は空気密度の変化によってずれて(例えば最大トルク発生回転数のオフセット等)しまうので、完璧な状態が維持出来るというものではありません。(これは全てのFI
燃料噴射でも同様です。) あくまで、酷く調子が外れることが無いように自動修正するというものです。
では、センサ無しは扱いが難しいのかというと、思った程ではありません。
なぜならキャブレタにはもともとセンサは着いていないからセンサ無し仕様です。
キャブと同じものだと考えると普通に扱えます。ただキャブレタと違って、FI
/燃料噴射は、セッティングを詰めていくことが簡単なので、その季節に合わせたピントが引き締まったセッティングに仕上げてしまい、その結果、季節がかわるとセッティングがずれて感じるという落とし穴はあります。
キャブレターと同様な甘めのセッティングにすればイイのですが、FI
/燃料噴射を手に入れると、そういう訳にはいきませんね...
・データのセッティングって難しい?
(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
やってみると以外にセッティングは簡単です。 適性混合比は、1/14.5と呼ばれていますが、エンジンが動く、爆発して連続運転出来る、混合比の範囲は、1/8から1/20もあります。
例えば、適正混合比
1/14.5に出来るデータが、400というデータ値だと仮定して、今の混合比が1/8だったら、データ値は720ということになります。同様に今の混合比が1/20だったら、データ値は308ということになります。
ベストの値400に対して、308から720との範囲のデータを入れてあれば、なんとかエンジンは動きます。
つまり、かなりセッティングが外れたデータ値であってもエンジンは動きます。
あとは、少しずつ調子が良くなるようにデータを修正して、ベストな値に近づけるだけです。
キャブレタとは違って、FI
/ 燃料噴射だと変更したい範囲だけを的確に、かつ簡単にデータの書換が出来るので、難しく考えずに、とりあえずデータを変更して様子を見て、その後の変更をどうするかと考えるという行き当たりばったりのやり方で十分です。
短時間(30分から一時間程度)に走行可能な状態に仕上げることが出来ます。
同じ作業をキャブレタで行うと考えると何十時間もかかると思います。
(だからキャブレタのセッティングは、やり方を絞って、最小限のセッティングで答えを出すテクニックが必要だといえます。というか、面倒なので途中で妥協してしまう...)
・CDI点火装置の場合でも使える?
(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
基本はトランジスタ点火用ですが、コマンド設定でCDI点火装置にも対応しています。
ただCDI点火装置の場合は発生する電気的信号が短い時間なので、電気的ノイズ等に混ざってしまい、その読み取りがうまく行かない場合があります。CPUを取付後に点火信号の読み取りが全ての回転数でうまくできているかどうかの確認作業が必要になります。(もしうまく読みとれない場合は、配線の引き方やノイズフィルターの設置が必要になることがあります。)
・四気筒には使えないの?
(ブラストチャージ & ブラストフルコン)
シングル(単気筒)用です。
もう少し詳しく言うと、クランク一回転360度ごとに点火信号センサが出るシングル用に設計されていて、クランク一回転360度ごとにインジェクター噴射を行います。
直四エンジンは180度毎に噴射が必要ですので、このままでは使えません。
なお、ツインの360度クランクならば、タイミング的には使えることになります。
ツイン用、四気筒用のご要望が多くなれば、ラインナップに追加する予定です。