具体的な3D データマップ
作成例
SRX400ノーマルの例
エクセルのグラフ機能を利用して、3Dマップグラフにしてあります。
もちろん、データそのものは、
二次元の表(
エンジン回転数とスロットル開度の項目に対する充填効率値)
ですが、
グラフにすることでわかりやすく、データの入れ間違いも発見しやすくなるので、
エクセルのグラフ化はお勧めです。
以下のやり方で、初期の3Dマップデータ値を
それらしく、でっちあげる
ことが出来ます。
もちろん実際にエンジンを動かしてみてから、具合をみながらいろいろと値を変更して、
結局は全体の値を微妙に変更していくことになるのですが...。
(セッティングの深い世界に
溺れて
ください。)
カタログ等に記載されているエンジンの出力特性図から
トルクカーブ曲線をベースに100%開度でのマップを作成
ピークトルク位置で充填効率80-90%として、トルクカーブに合わせて充填効率を比例で入れる。
アイドル回転数でのデータを作成
アイドル回転数での時の充填効率は10%開度でサチる。(それ以上開度を上げても変化しない。)
100%での充填効率はほぼ60-80%
アイドル時、0%開度の充填効率は25-35%程度
つまり0%で25%、10%以上は60-80%としてデータを作る
最高回転数でのデータを作成
充填効率は80%開度でサチる。(それ以上開度を上げても変化しない。)
100%での充填効率は80-100%
エンジンの性格による
リッターバイクや低速重視ならば70-85%
ピーキーな性格なら85-95%
、100%もあり
0%での充填効率はアイドルより低く20%以下
中間域のデータを作成
充填効率は50%開度程度でサチる。(それ以上開度を上げても変化しない。)
100%での充填効率は75-85%
トルクの谷がある可能性大
0%での充填効率は中間値30%
さらに最高値と中間値の中間を作成
充填効率は65%開度程度でサチる。
また中間値とアイドル回転数の中間を作成
充填効率は20開度程度でサチる。
※
これで、カタログ等のエンジン出力曲線から、
概略な3Dマップデータ値の出来上がり
。
あとは、実際にエンジンを動かしつつ、
イイ具合
になるようにデータ値を書き換えつつ、
全体の値を見なおす作業を行って下さい。
セッティングの深い世界に浸れます。
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